【第12回】部屋とYシャツとボケとツッコミと私
おはようございます。あやな(偽名)です。
朝からハイテンションギャグをお届けする本ブログ。書いている張本人は今、めちゃくちゃしかめっ面です。超眠いです。(昨日お酒を飲んでいるからです。どうぞお察しください)
すべての人はボケとツッコミに分類される説があります。あなたはどちらですか?
私は自分をツッコミ側の人間だと思ってきました。けれど、周りから見るとボケらしいです。
中学時代「えっ、ツッコミできてると思ってんの?」
高校時代「自己認識に誤りが見られる」
大学時代「笑止」
友人からのどんどん扱いが辛辣になっていきますね。悲しいです。
ご存知かもしれませんが私は何もないところでよく転びます。注意していただきたいのは何かあるところでは絶対に転ばないということです。鍾乳洞とか、雪道とか、銭湯とか、そういうところではほとんど転びませんが、自宅の玄関出てすぐの段差とか、コンクリートがきれいに舗装されておらずぼこぼこしている道とか、そういうところではすぐ転びます。半年転ばないとよくもったなと思って「最長記録更新!」と友人にラインしたりします。
たまに、血だらけで出社した日は
「○○さーん、転んじゃいましたー」
と同僚に泣きついて慰めてもらおうとするんですけど、
「あらー。自転車で転んだの?」
「いいえー。普通に歩いてて転んだんです」
「普通のひとは普通に歩いてりゃ普通は転ばんのよ」
真顔でそう返されるのみ。
彼氏と喧嘩したときも、悪口のつもりで
「バカ。アホ。このタコすけ。オクトパス。クラーケン」
と言ってたら、怒っていたはずの彼氏が真顔のまま
「お前、最後のはイカやぞ」
と言ってきたのでさすがに驚きました。
「は? パイレーツに出てきた謎の海洋生物はイカなん?」
「どう見てもイカやったろ」
「嘘。マジか。完全にタコやと思っとったわ。吸盤ついとったし」
喧嘩してたら一つ賢くなったので良しとします。(ちなみに当時中学生の弟にクラーケンってイカなんよ、と教えてあげたらお姉ちゃんと付き合える彼氏はすごいと謎の感動を覚えていました。それ、お姉ちゃんが欲しかった感想とちゃうで)
私思うんです。私、属性としてボケなわけじゃなくて、ただただアホなんじゃないかって。そして、それはボケとツッコミの「ボケ」という概念からもはや離れてしまっているのではないかと。みんな私のことを「ボケ」じゃなく「呆け」だと思っているわけか?
つまり私はボケとツッコミ、どっちなのか?
振り出しに戻ってしまうわけです。
大学3年生の秋、私は一人の女の子に出会いました。ニシノさんと言います。就活を通して知り合ったニシノさんはものすごいボケでした。細部の細部まで計算され、考え尽くされたボケを繰り出してきました。共通の友人が彼女の計算に従ってスタンダードなツッコミを入れていくと、数々のボケがきれいな形で収束していくのです。一つの漫才を見ているような鮮やかな手口でした。
それはここで使う伏線なのか! 散りばめているのか! おそるべしニシノさん!!
ニシノさんを前にして、私は為す術もありませんでした。
計算され尽くされたニシノさんのボケには、ツッコミを入れるしかなかったのだと思います。
しかし私は気づいてしまったのです、自分の中にニシノさんのボケを突っ込む、ツッコミのボキャブラリーが圧倒的に欠けていることに。
下手に口を出すとこのきれいな形が崩れてしまいそうで私は何も言えませんでした。ふたりの漫才のような会話を笑いながら見ているだけでした。
私が口を出せるとしたら、ボケのかぶせだけでした。けれどそれをやってしまえば、今後私とニシノさんの関係は穏やかでないものになると本能的に感じました。
ニシノさんと私は、食い合うボケでした。緻密な計算とバランスで成り立つニシノさん。本能のまま何も考えずにしゃべるアホの私。ボケとしての相性は最悪だったと思います。
この日から私は自分の認識をボケだと改めました。
ボケとして生きるならニシノさんのようになりたい。芸人さんでも漫才のシナリオを作るのはボケの方が多いと聞いたことがあります。緻密に組み立てられたボケで空気を作ってみたい。
でも思わぬ方向からツッコミが飛んでくるのはそれはそれで面白いです。
こういうのはもしや、「天然」と呼ばれるやつなのでは? 可愛い子がよくやるというあれなのでは?
一応彼氏に聞いてみました。
「ねぇねぇ~、私って天然やと思う?」
「アホやと思う」
ですよね! 知ってたよ!
さて、自分の恥部をさらけ出していくブログ、本日はアホ全開でお届けしました。明日から賢いいつもの私に戻ります。
いつもアホだよなんて言わないで!
それでは皆さん、今週も、行ってらっしゃいませ(*´-`)
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本日の起床時刻
6:16
朝ごはん
余りのカレーを食べますよ
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