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【第20回】寸借詐欺と偽善者のジレンマ

おはようございます。あやなです。

道を歩いているだけで声をかけられやすいタイプの人間がいるのは確かだと思います。

私もまさにそのタイプでして、日本人外国人を問わずよく人に話しかけられます。

特になぜか東京で、外国人に話しかけられる率の高さは異常です。しかも新宿駅ダンジョンに例えられる新宿駅の道案内を地元でもなんでもない旅行客の私はなんとかこう、英語で伝えようとするんですけど、もう「I'm a stranger here」で超逃げたくなる。

ナンパにも捕まります。全然美人でもなんでもない私がよくナンパされるスポットはなんと大型書店です。おい、本屋をそういう意図で利用するなよ。

一番意味不明な声かけは天神駅で二人組の男性に「殴ってくれませんか?」と言われたことかなと思います。勿論、殴りませんでしたよ!

しかし、そういうときに逃げられないから、たぶんよく話しかけられるんでしょうね。

同じ枠でくくるべきではないのでしょうが、寸借詐欺にもよく遭います。

ちなみにお金を出したことはありません。

そうすべきでないと、わかっているからです。

「バス賃がなくて家に帰れなくなったんだよ。500円でいいからお金を貸してくれんかねえ。絶対に返すから。住所を教えてもらえたら、そこに送りますから」

おじいさんやおばあさんが声をかけてくるたびに、私はつらい気持ちになります。

偽善者なのかもしれません。いや、たぶん偽善者なのだと思います。

もし、500円くらいはした金だと言える人間だったら、今この瞬間躊躇わずにお金を出せたのかなと思ってしまいます。

返ってこなくてもいいお金だと思えるなら、「すぐ返しますから」と懇願するそのひとを信じられたのかなと思ってしまいます。

私のバッグの中を覗き込み、財布の有無を確認する彼女に、

「おばあさん、この先に交番がありますよ。事情を話せばバス賃を貸してくれるかもしれません。一緒に行きましょう」

心のどこかでそうでないことを期待しながら、提案すると、大抵ふっといなくなってしまいます。

あぁ、やっぱり寸借詐欺だったのだな、と思います。

そして、さらに悲しくなります。

 

道案内をするのと、詐欺に遭うのは全く別物だとわかってはいるのです。けれど話しかけられると逃げられず、放ってはおけない。

偽善者のジレンマを抱えて、今日も街を歩きます。

 

というわけで、今日もお仕事がんばります!

皆さん、行ってらっしゃいませ(*´-`)

 

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本日の起床時刻

6:36

朝ごはん

そうめん

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