モーニン!

ただのOLが平日限定で9:00までに更新するブログ

この映画を観ていたら、うっかり失恋したくなったんですけど。

おはようございます。あやなです。

さて、映画を観るのが習慣づいてきて、なんでもっと早く映画観なかったんだろう……とおそろしく後悔している今日この頃です。

今月観た映画を挙げると

 と来まして、今週も「スティング」を借りてきました。(土日出掛けるのと、仕事が立て込んでいるのと、来週はプロットの〆切があるので映画は1本にとどめて、大笑いしたかったので「戦国鍋TV」を借りてきました。プロット提出したら戦国鍋でリセットするんだ……)

今週見た「(500)日のサマー」、恋ダンスで話題沸騰中の新垣結衣さんの初主演作「恋するマドリ」とっても好きでした。ぶっちゃけ「恋するマドリ」は全然期待してなかったのに思った以上に雰囲気が好きで、出てくるキャラクターも端々に張られている伏線も可愛くて爽やかですごく良かったです。

 

「(500)日のサマー」、「恋するマドリ」観ていたら、うっかり失恋したくなりました。

そういえば私、失恋の経験に乏しいのです。覚えている限り、一度しかありません。

失恋したことがないというと、自慢のようにも聞こえるかもしれません。恋愛で失敗したことがないと言っているに等しいからです。けれど、失恋の経験がないということは恋愛の経験がないということだと思います。恋愛経験が豊富な方ほどそれだけ多くの失恋を経験しているのでしょう。じゃないと次の恋に行けないのだし。

一瞬だけ好きだと感じて、燃え上がって、いつの間にか炎が消えているような、失恋ならぬ「消恋」なら覚えがあるのですが。

好きだと告げることもなく、何をもって好きだったのかさえ自分でも思い出せないくらいの恋愛経験しかないことに、少しだけコンプレックスを感じたりもします。

唯一の失恋のときは、友人に朝までカラオケに付き合ってもらったなぁ。それからもいっとき引きずって、別の友人と鳥取砂丘を見に行ったんだっけ。荒れ狂う冬の日本海を臨みながら、好きだったひとの話をしました。ポルノグラフィティハルイチさんと長谷川京子さんが結婚したばかりの頃で、俳句をきっかけに交際がスタートしたというニュースを見て、「ハルイチハセキョーお似合いすぎる!!  あんな夫婦になりたい!!」「これは私たちも俳句を始めるべきでは」なんて馬鹿な会話をしました。当時若冠20歳。年の割に少々渋い失恋だった気もします。

当たってくだけたのは後にも先にもあの一度だけ。

好きだと言って、ごめんと返されるだけの失恋でした。

 

「(500)日のサマー」を観ていて、冒頭でナレーションに「これはラブストーリーではありません」と宣告されたとき、私はうそだと思いました。だってどう考えてもラブストーリーだし、TSUTAYAでもラブストーリーの棚に置いてあったし。でも観てみたら、本当にラブストーリーではありませんでした。ラブストーリーだとしたら辛すぎる。

恋するマドリ」も純粋にラブロマンスとは言いがたかった。

どちらも、主人公の成長の物語でした。

恋愛も失恋も経験に乏しい私ですが、恋をすることとそれを失うことの間には大きな断絶があると思っていました。20歳で失恋を経験したとき、一番戸惑ったのは「誰を好きでいればいいんだろう」ということ。

世界好きな男番付があったとして、1位にいたひとを降格させるためには他のひとを好きになるしかないと思いました。しかしそんなに都合よく誰かを好きになれるわけがなくて、友人を誘って砂丘に行くほど引きずりまくったのです。女子大生だった頃はそれなりに恋バナ的な話題で盛り上がることもあったので、「今好きなひといるの?」と聞かれるたびに「暫定1位のひとなら」という言い方をしていました。日本海の白波を見つめたって私は私のままでしたが、なんとなく、「ひとを好きになりたいなぁ」と思ったことを覚えています。映画のように劇的ではなかったけれど。少しは成長できたのでしょうか。

 

映画を観ていて、恋愛をしたいと思うことはほとんどありません。だけど、失恋したいと思うことはあるのだと知って、自分でも驚いています。勿論、今そばにいてくれるひとのことを思うと、不用意にそんなことを口には出せないのですけれど。

自分の中に失恋のバリエーションを増やしたかったなぁ、と思う今日この頃であります。

 

というわけで、本日熊本行きのバスの中からお送りしております。皆さん、楽しい週末をお過ごしください(*´-`)

私はこれからバス車内で5000字ライティングやります……。

 

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本日の起床時刻

9:15

朝ごはん

食べずにバスに飛び乗った。お腹すきました……。

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