モーニン!

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モーニン! 自由研究①解析「荒木飛呂彦の漫画術」

おはようございます。あやなです。

寝不足です。

理由は単純明快。昨日の夜、「ジョジョの奇妙な冒険」を一気読みしていたからです。漫画を堪能して眠りに就き、今日は安らかな気持ちで7時半に起きました。あぁ急いで下手なものを出すよりちゃんとしっかり書こうという気持ちで、現在に至ります。次回記念すべき50回なのでね、50回も早起きしたんだと胸を張りたいですからね!

今日はその日ではなかったということッ!

たとえ起きれなくても攻勢は緩めないッ!

というわけで、本日は初めての試みに挑戦してみます。

題して、モーニン自由研究!(もう夜ですが!)

2016年は「ジョジョの奇妙な冒険」にいまさらドはまりしまして。

ドはまりした結果こんな記事まで書く始末。

http://tenro-in.com/mediagp/26650
「ジョジョの奇妙な冒険」を見ていて、すべてのクリエイター志望は岸辺露伴を目指すべきなんだと気づいた - 天狼院書店

毎週楽しみにしていた4部のアニメ「ダイヤモンドは砕けない」も終わってしまったので、せっかくなので1部から4部まで順に読んでいます。

熱狂的なファンを多く抱える「ジョジョ」。私はにわかもにわか、毎週1話ずつ進むアニメを楽しみに生きていた女です。ジョジョに関して私が語るべきことがありましょうか。ジョジョについては溢れるジョジョ愛をお持ちのかたに語っていただくとして、私が語るべきはこちらの本なのではないだろうか!

小説の勉強をしている私だからこそ!

 

荒木飛呂彦の漫画術」

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)

 

今でこそ私はライティングの勉強をしてみたり、小説の講座を受けてみたり、「教えを乞う」という気持ちで臨んでおりますが、本当のところ人に教わるということがひどく嫌いです。塾にも通ったことがありません。ひねくれた性格なのです。

だから文章上達術的な本も、小説の書き方的な本も、全く読んできませんでした。正直なところ今もあまり読みたくないです。なぜなら、読めば読むほど腹が立ってくるからです。大御所の先生に対しても、「ちくしょー売れっ子め!  つぶしてやる!」と、歯噛みしたくなる性分でして……。

ほんとにすみません。ド素人のくせに虚栄心が強くて。これでも謙虚になろうと心がけてはいるのです……。(プロの先生方のことは皆さん尊敬しています、これはほんとですよ!)

なので、この本が私にとって初めて読んだハウツー本でした。小説ではなく「漫画術」を選んだのも、敢えて。Twitterで話題になっていたので2015年の秋頃に購入し、何度も読みました。いやぁ、物凄く勉強になりました。

先日、あと1冊購入して、こちらの本もボロッボロ目から鱗が落ちるほど良かったので、次の自由研究の課題本としたいと思います。

自由研究の中身は具体的に、

1)本に記されている理論を解析し、

2)実践すること!

正直読まれて面白い記事が書ける自信はありません。なぜなら、書いている私が楽しいだけ、ただただ勉強しているだけ、だからです!

荒木飛呂彦の漫画術」で述べられている大筋で小説にも関係ありそうなことは以下のとおり。

  1. キャラクターについて
  2. ストーリーについて

中でも、キャラクターを特に重視されているようです。

登場人物には必ず「身上調査書」を作るという、荒木先生直筆の調査書テンプレートが本文中に掲載されてありますので、気になる方はぜひ読んでみてください。

名前、年齢、性別は勿論ですが、生年月日、血液型、学歴、好きな音楽、ペット、両親、尊敬する人、さらには過去の怪我や手術歴などまで。

このとき気を付けなければならないことに、

長所ばかりでなく、短所も考える

と書かれています。

キャラクターに「立体感」が出るのだそうです。

短所に悩み、それを克服しようとする「努力」を描く

どういったやり方で、どういう短所を克服し、どんな結果に至ったのか。この部分を考えることが「ストーリーの作り方と一体化」してくる、荒木先生はそう書かれています。

  • 作り上げたキャラクターを放り込む舞台を設定する=世界観
  • なるべく困難な状況に放り込む=マイナス
  • 主人公は常に勝つ=プラス

「勝つ 」というのは、勿論単に勝敗という意味ではなく、そのキャラクターが持つ価値観においての「勝つ」です。自分の誇りを守ることでも、家族を守ることでも、或いはお金を得ることでも。自分の命を賭して闘い、誇りのために死すことは、必ずしも敗北ではないようです。

殊、エンタメにおいて、いかにキャラクターが大事かということがわかりました。ストーリーがどう進むかはキャラクター次第。どういう価値観を持った人間(必ずしも人間ではないけれど)か、決めていないと何をもって「勝利」と見なすのか、わからないからです。

このキャラクターの持つ「価値観」は、作品自体のテーマ設定にも関わってくると思いました。「お金」がすべての価値観を持っている主人公なら、何もかもを犠牲にしても「お金を得る」ことが「勝利」です。その「価値観」はなぜ生まれたのか、背景を描くことでさらに物語は動くでしょう。家族や恋人よりもお金を選ぶ主人公は共感されるヒーローではありません。過去の体験や、生まれ育った環境を描くことで、裏付けがとれ、ようやく筋の通った人間になります。

小説においてご都合主義の展開を描いてしまいがちなのも、キャラクターが勝手に動く、というところまで考えていないからなんだろうなぁと反省しました。こういう展開にしたいからこう動かす、と考えると話は進むのですが、ちゃんと物語に向き合っていないのでしょう。たとえば話の展開としてキャラクターが死ぬようなことがあったとき、何かしらの感情を動かされるような、そんな描き方をしてみたいと思います。

今回は「荒木飛呂彦の漫画術」解析編でした。次の自由研究では実践編として、身上調査書を実際に書いてみて、そこからストーリーを一つ作り上げるところまでやってみます!

 

荒木飛呂彦の漫画術」はご自身の作品を例に挙げて解説をされており、裏話もちょこちょこありますので、ジョジョファンや荒木ファンの皆さんにもおすすめです。よかったらどうぞ。

 

よし、寝るッ!

明日は早起きッ!!

皆さん、また明日~(*´-`)