【第70回】3月と共に世に放たれたクソガキたちに問う。普通って何だ?
おはようございます。あやなです。
3月になりました!
いやーいよいよ解禁みたいですね、アレが。今日も通勤中、町中にありんこの大群を目撃しました。
春ですね。とっても憂鬱な春ですね。
本日より、就活、解禁です。
私は就活、本当に嫌いでした。
似合わないので黒いスーツを着ませんでしたし、自己分析もしませんでした。グレーのスーツを着て、髪はほのかに明るい地毛の色。面接では企業の行きすぎたグローバル志向を批判し、役員とはガチで喧嘩をする厄介な就活生でした。
はたちをゆうに越えていたのにこの態度。遅れてやってきた反抗期だったのかもしれません。自分でも恥ずかしくなるほどクソガキでした。(そしておそらく、今もほとんど中身変わってないんだろうなぁ……)
テンプレート化された就活をするくらいなら、死んだ方がましだと思っていました。ありんこの一匹になんかなりたくないと思っていました。
その結果、私は3年にわたる就活の中で1社も内定をとれませんでした。
このままではおまんま食いっぱぐれてしまう! と、焦ってテンプレート化された就活らしい就活をしてみましたが、黒いスーツを着てもおとなしめのメイクに変えても、自己分析・企業分析ノートが3冊埋まっても、中身はずっとクソガキのままだったので、全く内定はとれませんでした。
そんな私も今では立派な「ただのOL」です。
今の会社に拾ってもらったのは、遅咲きの卒業が決まり、無職のまま世に放たれようとしていた時期です。グレーのスーツに茶髪、中身はクソガキのいつもの私で面接に行き、なぜか内定をいただきました。
アウトロー気味の就活を経て、無事社会の歯車になった私は、こう思います。
普通って、クソおもしろいな、と。
普通になりたくない、と思っていました。
私にしかできないことがしたい、と。
その他大勢になりたくない、埋もれたくない、自分らしくいたい。
ですが、今の私は、絵に描いたような普通の会社員です。平日9時から17時のオフィス勤めで、制服を着て働き、電話をとりお茶を汲む。ランチはコンビニのサラダ。アフターファイブの楽しみは、テレビドラマか友人とのごはん、たまに馴染みの喫茶店で本を読むこと。世の中の人が「OL」と聞いて想像することの8割はやっているでしょう。
でも、ここまで徹底的に「普通」って、逆に普通じゃないのでは? と思います。
たくさんの仕事があります。いわゆる普通の会社員でも、それぞれの業態で全く違う常識があって、その中で楽しみを見つけたり逆に苦しんだりしているわけで。
テンプレート化された就活?
その他大勢になりたくない?
社会について何も知らないうちからそんなことを言っていた私は、本当にばかなクソガキだったなと思います。
黒いありんこになって就活をすることも、自己分析と企業分析でノートを真っ黒に埋め尽くすことも、必要なことだったと今は思います。少なくとも私には、テンプレートもアウトローもどちらも必要でした。
社会に迎合することは悪いことではないと思うのです。普通だっていいじゃない。黒いスーツでもいいじゃない。
あなたの思い描いている「普通」は、意外と絶対的な「普通」ではないかもしれません。
「普通」のOLが「普通」に働いてみて、常々感じていることでした。
ただ、迎合できない自分を責めることもない。無理して黒いスーツを着続けるくらいなら、脱いだ方がいい。
というわけで、3月!
春の息吹を感じつつ、通気性に欠けたオフィスで今日もお仕事がんばります!
皆さんも、行ってらっしゃいませ(*´-`)
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本日の起床時刻
7:34
朝ごはん
メロンパン
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