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【第72回】センター試験の数ⅡBで26点しかとれなかった経理課員が教える、数字に強くなるたった一つの裏ワザ

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おはようございます。あやなです。

算数は好きですか?

数学は得意ですか?

え、そういうお前はどうなんだって?

この際ハッキリ言っちゃいます。

大の苦手です!!!

この私、数字を見ただけで背中がぞわぞわするほど数字アレルギーでした。

あ、私数学だめなのかもしれない、と最初に実感したのは中学1年生1学期の期末テスト。それまでそこそこ勉強のできる優等生として生きてきた私には、初めてとった「60点」は衝撃でした。

その後、点数は上がるどころか常に赤点ギリギリ。実を言うと高校2年生のときに、全国模試で下から100位に入ったことがあります。

自分でもよく大学に入れたなと思います。ええ、マジで。

いまだに繰り上がりの計算は筆算しないとわからず、飲み会のお勘定時はお声がかからないように、じっと息を潜めて存在感を消しています。割り勘の計算なんかさせられたら大惨事です!(いろんな意味で!)

 

そんな私が経理課に配属になって、今年の春で5年。

経理一筋、5年です。

石の上にも3年と言いますが、経理の上に5年いて、数字アレルギーだった私もなんと数字に強くなってきました。はじめはミスだらけで怒られてばかりだったけれど、今はほとんどミスなく決算処理をすることができます。

勿論、慣れもあります。

けれど、慣れとかこまめな確認だけでは何ともできないくらい、数字がだめな人っていると思うのです。

経理には日々たくさんの伝票が回ってきます。営業担当が作った請求書をチェックします。入金額の内容を調べます。

経理の仕事の中で、担当者のミスを見つけたりもするわけですが……ミスする人って、大体決まっているんですよね。

若手だけではなく、ベテランの社員の中にもそこそこいます。

何年この仕事やってんだ、って人も、何度も間違える。

「俺、数字だめなんだよ~」

と、頭をかくおじさん。

わかります。わかりますよぉ、私もそうだったので。数字だめなのに経理になっちゃってどうしよーなんて思ってたから。

「ちゃんと確認したつもりだったんですけど……」

と、うなだれる新人さん。

わかる。わかるよぉ、私もそうだったから。ちゃんとチェックしたのに間違ってる!  って思うよね。

なにも数学者になりたいわけじゃない。でも、数字に弱いだけで仕事にバリバリ支障をきたす。

数字に強くなりたい……。

お悩みを抱える皆様。

たったひとつ、これに気を付けるだけで劇的に数字に強くなれます。

5年の経理経験の中で学んだ、テクニックを伝授いたします。

それは……

 

数字をきれいに書くこと!!!

これだけです。

ほんとにこれだけ。

なんだーって感じですか?

数字を手書きしてみてください。

数字に苦手意識を持っている方は大抵、数字をきれいに書けません。一つひとつの数字は丁寧に書けても、5桁、6桁の数字になるとバランスが悪くガタガタです。

経理の人間に数字を書かせると、同じ数字は必ずといっていいほど同じ形になります。何度書かせてもそうです。そのときどきで変なところが長かったり、曲がっていたり、そういうことがありません。判子で押したのか? ってくらい、同じです。

さらに、必ず数字を右揃えにします。そうしないと桁を見間違えたりするからです。コンマをつけていても見間違えるときは見間違えます。数字を扱う人間は、急いでいるときほど、慎重にならなければなりません。

「数字、苦手なんだよ~」

という人に限って、数字を大事にしていないのです。

かつての私がそうでした。

以前は仕事で決算書(貸借対照表など)を作っていたのですが、いかんせん打ち間違いが多くて、全然合いませんでした。

上司はミスばかりの私を決算書の担当から外し、代わりに毎日の現預金残高を記す帳簿を任せてくれました。

はじめは担当を外されたことに憤りを感じていましたが、手書きの帳簿を毎日つけることで、気付きを得ました。

ノートにつけていくのですが、翌日に見ると字が汚いこと!

そこそこ字はきれいな方だと思っていたのに、ノートが全く美しくない!

それに比べて前任者の先輩の書いたノートはきれいで見やすい……。悔しくて悔しくて、数字を毎日丁寧に書きました。ゼロの大きさを揃えるとか、数字の筆跡を安定させるとか、きれいに見える方法を先輩のつけた帳簿から盗みました。

そしてその仕事を2ヶ月ほど続けた結果、

「あやなさん、ミスしなくなったね。少しは数字に慣れた?」

上司にこう言ってもらえるほどに、成長しました。中学1年生の頃から長きにわたり、数字アレルギーだった経理課員が、初めて苦手を克服できた瞬間でした。

 

昔は新入社員の研修で、1週間ひたすら数字を書かせる鬼のような特訓があったそうです。そこまでしないといけないとは決して思いませんが、数字が苦手で仕事に支障をきたすレベルの会社員の皆さんにはおすすめの荒療治です。

また、算数や数学が苦手なお子さんを持つ、お父さん、お母さん!  点数だけ見てお子さんを叱りつけるのではなく、お子さんの書く数字をぜひ見ていただきたいと思います。

正直なところ、数学に対する苦手意識って単純に計算が速く、正確にできるか否かでだいぶ変わってきます。数字アレルギーになってしまったら、数学的思考力を試される応用問題にたどりつけません。勿体無いです!

字の大きさが揃っていない、形がバラバラなど、全体的に美しくない解答用紙を見かけたらこの記事を思い出していただければ幸甚です。

 

ふぅ、今日めちゃくちゃ長くなったなー!

少し語りすぎました。

私、自分が思っている以上に経理という仕事が好きなのかもしれません。あんまり認めたくないけど!

 

それでは、今週もお仕事お疲れさまでした。

楽しい週末をお過ごし下さい(*´-`)

 

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本日の起床時刻

6:12

朝ごはん

玉子スープ

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