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【第8回】従量課金制の女と定額制の男

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おはようございます。あやなです。

今日は雨です!  朝活で早起きする習慣つけててよかったです!  バスの車内から記事を更新します。

 

面接で「趣味と特技を教えて下さい」と言われ、「趣味は面接を受けること、特技は面接に落ちることです!」と小粋なギャグを飛ばしたところ、「君、そっち側か~~!!」とにこにこされたことがあります。

私の知る限り、世界一凍りついた笑顔でした。

悲しい事件だったね……。

 

「そっち側」の私は非常に空気が読めないと言うか、ひととの距離感がわからないことがたびたびあって、上記の通り面接はほんとに苦手でした。圧迫面接を真正面から受け止めて重役と喧嘩したり、社長と喧嘩したり、求められてもいないのに一発ギャグを飛ばしてみたり漫談を始めたり踊り出したり(当時Perfumeに大ハマりしていたのでPerfumeを踊った気がする)エトセトラ。

「普通にしてりゃ内定とれるのにどうして普通にできないの!」と友達に叱られたり……。

けれど、中にはそんな私を気に入ってくださるちょっとおかしな会社もあって、「君みたいな子が欲しいんだよ!!!!」「うちには君みたいな子が必要なんだよ!!!!」と熱く語られることもありました。現在勤めている会社もちょっとおかしい会社の一つで、入社時の面接も大概おかしな会話を繰り広げたはずですが、面接を終えて出てきた社長が「あの子はホームランだ」と鼻息荒めに語っていたらしいです。思うところはありますが、三振しかしてこなかった私が最後にホームランを飛ばせてよかったなと納得することにします。

面接の詳細はこちらの記事をご覧下さい。


【必勝法】就活負け組だった私が面接官になって初めて気づいた鉄のオキテ - 天狼院書店

しかしホームランor三振って、どうなんですか。一番の難関だった就活を乗り越えた以上、純粋に営業職でもないし社会人になってそこまで困ることはないのですが、ただ、どうなんだろうと。

この付き合いのやりづらさは何なんだろうと……。

!!

ひらめきました。

料金体系の違いです。

 

この世には従量課金制の人間と定額制の人間の二通りがいます。

従量課金制はお金を払った分だけサービスが提供される、つまり交流する分だけ心をちょっとずつ開いてくれるひとです。いわゆる人見知りさんです。

一方、定額制を採りますと、最初に多めにお代をいただき一定の情報量を提供し続けることになります。このタイプの方は人見知りではないとよく言われます。

私は定額制に見られがちですが、その実従量課金制の女です。少額で多くの情報を出してしまう癖があるせいでコスパはいいと思います。求められてもいないのに「今登録すれば新規会員特別サービス!  特製クリアファイルがついてくる!」を毎回やるので購入者が引きがち。「別にクリアファイルいらないけど……」ってなるいい例が、上記の面接です。「クリアファイル!?  マジ!?  やばい、めっちゃ欲しい!!」となると、ホームランになります。

定額制の友達もいますが、こいつは絶対従量課金制だなと思う友達ほど長い付き合いを続けているように思います。

けれど、好きになるのは圧倒的に定額制の男の方が多い。

 

定額制のひとは、一度お金を払えばいくらだって自分を見せてくれるものだと思っていました。ですが、大きな落とし穴があります。

通信制限です。

私が契約しているauスマホは通信量7GBまでなら使い放題です。それを越えると通信制限がかかります。6GBに到達するとauから「そろそろやべーぞ」、7GBになると「お前のスマホ通信制限かけたった」とショートメールが届きます。

定額制の人間はこの通信量の制限を無意識につけていることが多い。それ以上踏み込もうとすると急に低速モードに陥ってしまうことがある。

ひとの恋バナをしきりに聞きたがるくせに自分のことは話したがらない友達って一定数いますが、ポーズではなく本当に聞かれたくないのであれば、実はそこから先は課金が必要になってくるよ、ということかなと思っています。

拒絶されているわけではないのです。

従量課金制の人間がちょっとずつしか自分を出せないのも決して相手を拒絶しているわけではないですし、それと同じことです。防衛本能でそうしてしまっているだけで。

 

誰だってはじめからお腹を見せてゴロゴロできるわけではなく、小さな実績の積み重ねなのだと思います。定額制のひとを相手にするとき、私はなんとか本人が無意識にかけている制限のギリギリまでで留まろうとします。

でもどうしても通信制限に引っ掛かってしまうことがあります。

そして、通信制限にかかった瞬間に恋に落ちることがままある。

「あ、ここから先は行けないんだ」とわかった瞬間に行きたくて仕方なくなる。

踏み込ませないひとの底は、小出しにしかできないひとの底よりも深く感じられます。俗に言う影のある男のひと、みたいな。従量課金制の方は単にそういう性格としか思えないのに定額制の場合、そこに必ず線引きをする理由があるのです。

そこに踏み込みたいと思ってしまうから私は空気が読めないのでしょうね。従量課金制の私は払ってもらった分だけ、信用してしまった分だけどこまででも見せてしまうから。面接で質問されただけで「面白いこと答えなきゃ!」と意気込んで空回りしてしまうのだから、実生活は目も当てられません。

厄介なのは一度通信制限に引っ掛かると、通信制限のハードルはどんどん下がってくるというところです。はじめは7GBだったものが6GBになり、4GBになっていくのがわかる。

こじ開けてなんとかなる従量課金制と、こじ開けたらどつぼにハマる定額制。

定額制の通信制限に対しては一人ではなんともできません。それこそ小さな実績の積み重ねなのだと思います。通信制限をハードルを少しずつ上げてもらうための粘り強い交渉が必要です。それか、通信制限にかかったことを本人に気づかせないようにそっと踏み込んでいくことも一つの手なのかもしれないですね。

失敗してばかりの私にはまだ憶測でしかありません。線引きをして適切なパーソナルスペースを保つこともまた、人付き合いの在り方なのだと思います。

もしこの先、定額制の通信制限を乗り越える成功例が見つかったらご報告いたします。

あなたは、あなたの愛するひとは、従量課金制・定額制どちらだと思われますか?

 

というわけで、週の終わりの金曜日!

やっと今週が終わる……。って、今月が終わってしまう!?

ハロウィンで羽目をはずしすぎないよう、皆さん今日も行ってらっしゃいませ(*´-`)

ハメで思い出した。昨日「羽目を外したことはありません」なんて書いていたけど、面接のときの私は十分ハメはずし就活生だったのでは?

 

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本日の起床時刻

5:47

朝ごはん

バスを降りたら考えます(時間なかった)

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