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【第80回】新社会人に告ぐ②汝の隣人のタバコ休憩を愛せよ

おはようございます。あやなです。

「新社会人に告ぐ」シリーズ第2弾です。(はじめに以降更新が途切れていたとしても、第2弾と言い張ります!)

 

「あやなさん、タバコ休憩ってなんなんですか!」

あぁまた始まったなぁこの論争。新入社員のコウくん(非喫煙者の男性・24歳)から議題を持ちかけられたとき、私は内心苦笑いしていました。

「タバコ休憩って要するにサボりですよね?  おかしくないですか?  そういう人に限ってめちゃくちゃ残業してるでしょ、いやそれおかしいでしょ」

「コウくん、タバコ吸わないの?」

「吸わないですよぉ。健康にも悪いし、臭いし、いいとこないっしょ。存在意義が理解できないっす」

どうやらコウくんは大のタバコ嫌いのようです。

個人的には若い世代と上の世代でもっともギャップを感じることは、このタバコ休憩なのかもしれないと密かに思っています。

タバコミュニケーションはもう古い。なにせ、禁煙の居酒屋が登場する時代です。若者のタバコ離れ、なんて言葉も聞かれるようになりました。

コウくんにとってもタバコは害悪であり、そのために仕事を離れる人が許せないようなのです。

私は特段タバコや喫煙者に対して悪い感情を持っていません。むしろ、家族に喫煙者が多かったせいでしょうか、自分では吸いませんが(手が不器用すぎてライターが使えない。それを聞いた友人の反応は「非文明人かよ……」でした。閑話休題)タバコの匂いを嗅ぐとなんだか安心するという特殊な非喫煙者なのです。

マナーの悪い喫煙者は淘汰されて然るべきですが、肩身が狭そうにしている喫煙者を見ると税金吊り上げられて街の隅っこに追いやられ、推しを人質に取られた運営の奴隷(※ドルオタ)のようでかわいそう、と思ってしまいます。

「タバコ休憩が許されるなら他の休憩が許されたっていいと思いません?」

コウくんは突然こんなことを言い出しました。

「たとえば何休憩?  おやつタイムとか?」

「うーん、俺はおやつは別にって感じなんで……ソシャゲ休憩とか欲しいっすね」

若者か!

これが若者の発想なのか!

「ソシャゲのイベントって大変なんですよ!  すぐランキング落ちるし、社畜にはきついんす……。2時間に1回スタミナ消費するだけでいいんで、1回の休憩につき10分くらいで終わるし、タバコ休憩とやってること変わんないでしょ」

「た、確かに……?」

「むしろ喫煙所でたむろして30分くらい帰ってこない奴とかいるでしょ?  あれが許せないんですよ。ダラダラタバコ休憩してるオッサンは許されて、規律正しい俺のソシャゲ休憩が許されないのは不平等だと思いません?」

コウくんの主張はこんな感じでした。

私だったら、と少し思いを馳せてみます。私が今一番欲しいのは物書き休憩!  こんなことを言うと真面目に働けと怒られそうですが、小説のネタも記事のネタも会社の自席にいるときが一番浮かびやすいのです。いやこれマジで。

大抵は休み時間や退社した瞬間に携帯のメモ帳に書き付けるのですが、どうしても書きたくなったときは印刷不良の裏紙メモ帳に殴り書きします。もっともっと切羽詰まっているときは携帯を持ってトイレに駆け込みます。

タバコ休憩のように市民権を得たソシャゲ休憩や物書き休憩があれば、コウくんも私もハッピーです。

「あれ、あやなさん離席中?」

「今物書き休憩だよ」

「そう。なら戻ったら内線オナシャース」

これでいいじゃん。ハッピーじゃん。

勿論忙しいときにだらだら休まれたらたまったもんじゃないけれど、最低限自分の仕事をきちんとこなせば、自己責任で休むのは自由じゃん。

相互監視の中、働くのはもうやめよう。汝の隣人のタバコ休憩を愛せよ。誰かを許すことが自分のゆとりにもつながるのだと私は信じています。

 

***

今回のテーマは「タバコ休憩」でした。

次回は禁断のあのテーマ。

「お局問題」について、メスを入れていく所存です。

それでは、〆切が近いので小説を書きます。

皆さん、おやすみなさいませ(*´-`)

 

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フレンチトースト

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