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【第54回】自称・普段温厚な私が別人のように怒る、唯一のこと

おはようございます。あやなです。

私は喧嘩っ早い性格ではありますが、決して怒りっぽくはありません。どうにも理屈に合わないことは指摘してしまいますが、理不尽に怒鳴り散らすことはないと思います。たとえいろいろ立て込んで機嫌が悪くても、お菓子を食べれば一瞬でご機嫌になれます。約束をすっぽかされても、長時間待たされてもほとんど怒りませんし、「ごめん」の一言さえあればまんまとほだされてしまう甘ちゃんなのです。

割と周りにも温厚な人間だと思われているのではないかと思います。(自己認識が怪しいところだらけなので断定はできませんが。)

しかし、そんな私にも人が変わったように怒り狂う瞬間があります。この瞬間ばかりは、泣いて謝ってきても絶対に許せない、「来いッ! 今すぐお前の頭を丸刈りにしてやるッ!!!」とばかりに憎悪で目をギラギラさせてしまいます。

どんなときか?

自転車泥棒に遭ったときです。

 

自転車に対する罪だけは本当に許せません。勿論、他の盗難に関しても犯罪である以上、許すことはできないのですが、自転車に関しては我を忘れて怒り狂います。

自転車の盗難は言うまでもなく。タイヤの空気を抜く、サドルを外す、ベルの蓋を外す、カゴにごみを入れられる、などのくだらない悪戯に対しても怒りを抑えることができません。

私と自転車は、小学6年生の頃からの親友です。壊滅的な運動音痴の私は、小学1年生のクリスマスプレゼントに自転車を買ってもらったにもかかわらず、全く乗れるようになりませんでした。家から学校までの距離が遠く、自転車での通学を許可される中学入学直前になってようやく、自転車に乗れるようになりました。乗れなかったら毎日1時間以上歩かなければならないので、死ぬもの狂いで練習したものです。

殴り合いの末に、親友になりました。

中2のとき通学中、信号無視の車に衝突されてからも自転車との友情は揺るがず、私は毎日自転車で学校に通いました。

大人になった今でも自転車通勤です。35分ほど漕いでいます。結構な時間だね! とよく言われます。自転車を漕いでいる間は移動以外のことは何もできません。通勤時間で読書ができるとか、ブログを更新できるとか、音楽が聞けるとか……公共交通機関を使えば隙間時間を作ることはできますが、その利点に代えても自転車との時間を大切にしたい……。自転車に乗っている時間は私にとって、移動時間でもあり、リフレッシュタイムでもあり、娯楽の一つでもあるのです。

だからこそ、です。私が自転車に対する罪を見過ごせないのは。大事な足でもありますが、それ以上に、親友に対する冒涜なのです。

盗られた自転車が乗り捨てられ、ぼろぼろになって返ってきたとき、胸がつぶれるような痛みを覚えました。警察からの電話を受けて自転車を引き取り、泣きながら帰りました。

タイヤがぺちゃんこになり、ペダルも錆び付き、進むほどに嫌な音を立てる私のかつての相棒。

ひとの大切な自転車を盗るなら、最後の最後まで大事に使ってほしい、と思うのはおかしなことでしょうか。そんな姿で捨てられるくらいなら、最悪、返ってこなくてもいいと思ってしまいます。私の大事な親友を、いずれ乗り捨てる自転車にしてほしくない。

 

私の親友は高級なロードバイクでも、クロスバイクでもありません。激安スーパーで税込み9620円で買った、ただのママチャリです。会社の駐輪場は屋根もなく、雨風にも潮風にも晒されまくっています。きれいに手入れされた自転車とは言えません。(ごめんよ、親友。)

しかし、しっかり前を向いて着実にペダルを踏み込めば、必ず応えてくれる心強い存在です。

全国の自転車泥棒よ、軽い気持ちで手にかけようとしているその自転車、ちょっと待った!

あなたにとってはただのモノでしょうが、私にとっては違うのです!!

 

というわけで、本日はテーマ「自転車」でお送りしました。これから自転車を漕いで出勤します。今日もよろしくな、親友!

それでは皆さん、行ってらっしゃいませ(*´-`)

 

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本日の起床時刻

5:33

朝ごはん

卵がゆ

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