「透明感のある文章」が書きたくて……、夏。
おはようございます。あやなです。
今日は短めに。ひとりごとです。
5日間の夏休みもつかの間、フルスロットルな日々を過ごしております。主に、お仕事的な意味で!
お仕事は大好きです。馬車馬のように働いているときが一番、生きてるって感じします……。
ただ、お仕事ばかりの日々ではつまらないのが人情ですから!
友達に会いに電車に乗ってみたり、新幹線に乗ってみたり。
スーツショップで後輩を着せ替えしてみたり。
バレットジャーナルをガリガリ更新してみたり。
プロットを練ってみたり。小説を書いてみたり。
その合間を縫って、今月はできるだけ本を読もうと心掛けています。今読んでいるのは、小川洋子さんの「完璧な病室」です。
小説を読みながら、ふと思うこと。
透明感のある文章って何だろう……?
ほかにも雰囲気のある文章、とか、色気のある文章、とか。いや、わかるよ、言わんとすることはわかるんだよ。
問題は、
どうやったらそんな文章が書けるのか!
ってことなんですよ。
書こうと思って書けるものなのか。
それとも、選ばれし者にしか書けないものなのか。
以前も「文章に色気がある」と評された方が羨ましくて羨ましくて、「文章 色気 小説」で検索して引っ掛かった小説を片っ端から読んだことがあります。
などなど……。
確かに、色気を感じました。感じられたと思います。特に太宰治の文章は中学で初めて作品に触れてから本当に好きで、ずっと読んできたので、読んだ直後は色気出せる気満々だったのです。
しかしその後、私の書く文章に特に色気が出ることはなく……。
「君は、そうじゃないんだよ! 無理に色気を出そうとしなくていいんだよ!」
ある方に強めに否定されたのを受け、それ以来文章で色気を出そうとするのをやめたのでした。
色気を出すのを諦めたくせに、またも私は「透明感のある文章」に憧れて、本を読み漁っています。前述した小川洋子さんの「完璧な病室」も、ひんやりと冷たい透明感のある文章と評されていたのですがるような気持ちで手に取りました。
「色気」に比べて「透明感」の方が漠然とした表現に思えるのは私だけでしょうか。実際、「透明感のある文章」と検索をかけてみても、いろんな意見があってどのような文章が「透明感のある文章」なのかイマイチよくわかりませんでした。各人各様の定義があるように感じました。
私にとって「透明感のある文章」は、情景描写がイメージしやすく、かつ爽やかで美しい文章、かなぁ。色で言うと、暖色でなく寒色系。アイスブルーやミントグリーンのような涼しげな色。テンションはハイよりも、ロー寄り。海ではなく川の温度感。
今年の夏が特別暑いから、でしょうか。文章にまで澄みきった水の冷涼感を求めてしまうのは。
定義付けをしようとすればするほど、私の文章とは対極にあるような気がしてきます……。
いいなぁ、透明感。
欲しいなぁ、透明感。
とりあえず、これから読む本は
です!
まだ読んでいない本がある、というのはそれだけで生きていく理由になるな、と切実に思います。
さて、明日も生きるぞ!
透明感のあるアニソンといえば、これです。
最近ずっと聴いてる、大好きな1曲。