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【第87回】神様との約束ならもうとっくの昔に叶ってる

おはようございます。あやなです。


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先週、ふらりと太宰府に行って来ました。

 

昔からなぜか神社という場所が好きでした。あたたかくて、静かで、穏やかで、なんだか、ここでならどんなわがままを言ってもいい気がしました。

大学受験前などは隙あらば地元の神社に通いつめ、

「神様、どーかどーか、大学に合格させてください……ぶっちゃけ合格さえさせてくれたら、もう、私の人生あとは自分で何とかしますので、ほんとにあの、これだけはマジでお願いします神様……」

こんなお願い事をしていました。

私が神様だったらこんな人間には絶対に手を貸したくないところですが、さすが神様、懐が広い。私は数学が壊滅的に出来ないにもかかわらず、奇跡的に志望校に合格し、なんとか大学生になることができました。

「しゃーねぇなぁ!  マジで後は自分でなんとかしろよ!」

合格の瞬間、神様はきっとこう言っていたに違いありません。

ところが、それからの私はというと、無事大学に入れたものの、順調に落ちこぼれていくことになります。情けないことです。後は自分でなんとかしますから、なんて言っておきながら。

実家に帰省するたびに件の神社に足を運びました。

「神様、神様。自分でなんとかするって言ったけど、全然無理でした。ごめんなさい。ようやくわかったんです、私、あなたがいないと全然だめ。これからも私をどうかよろしくお願いします……!!

必殺、手のひら返し。どうですか、見事なキレでしょう!

あたたかな神社では、どんなわがままも許される気がしていたのです。しょうがないなぁ、馬鹿な人間め、なんて文句を言いながらも神様は願いを叶えてくれるものだと思い込んでいたのです。


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凛とした清い佇まいでありながら、なぜか落ち着くのは、この場所が私の弱さを受け入れてくれるからなのかもしれません。

いや、本当のところ、神様は私に呆れているのかも。あまりに甘えたことを言い過ぎていて。
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大学に入れますように。

大学を卒業できますように。

就職できますように。

そして毎度願うのは、家族が皆健康で、心穏やかに過ごせますように。

【一生に一度のお願い】を何度も繰り返している、他力本願な弱い人間です。
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けれど、私思うのです。

今こうして生きていること、なんとか卒業してなんとか働いて、たくさんの人に支えられて毎日を過ごしていること、なーんだ、全部うまくいってるじゃないかって。

「どこかで躓いたって遠回りしたって、最後に帳尻が合えばいいじゃないか。確かに君は2年留年してるかもしれないけど、その2年あっての、君の人生じゃないか」

大学の恩師が、いつだったか私に言ってくださった言葉です。なるほど。

大学に入学した。

卒業もできた。

就職もできた。

それまでの過程はものすごーーーく苦しんだかもしれないけれど、苦しんだことで得たものは具体的にあって、失敗がなければ今の私はいなかった。

何とかなってないことなんて一つもないわけで、神様にお願いしたことはほんとに全部叶っちゃってるんだな。

え、優しすぎじゃないですか?

私があまりに甘えているので、おそらく、しゃーねぇなぁ、って渋々だったとは思うんですけど。

神様、弱っちょろい私の願いを全部叶えてくださって、本当にありがとうございます。
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弱っちょろついでにもう一つ【一生のお願い】、いいですか?

私、小説家になりたいんです。

ずっとずっとなりたかったんです。でも絶対無理だってどこかで諦めてたし、実際賞に応募しても引っ掛かったことなかったし、続々と才能を見出だされていく周りの人達の中で私にスポットライトが当たることはなかったし。無理な夢を見てる状態が一番心地よかったんです。怨念のように心臓に溜まった夢が底冷えして、てい、と取り出そうとすると指先が凍傷〈ヤケド〉するのです。だから、もしかしてこのまま一生、夢見ていた方が気持ちいいんじゃないか、なんて思っちゃうんです。ほら、弱っちょろいでしょう!

だから、お願いです。

恥も外聞もなく言います。

小説家にならせてください。


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でね、太宰府帰りの電車の中で、改めて冷静になったんですけど、結局神様にお願いしたところで行動するのは自分なのです。

大学に入るために勉強したのも、就職するために面接を受けたのも他ならぬ私。

「人事を尽くして天命待て」とは「努力の限りを尽くせば結果は出るから安心して努力しろよ」ということで、裏返せばいつものあれです。

「とにかく、書け」

今までだってそうです。目先のことを精一杯やっていただけ。だから、同じように、行動あるのみです。決して特別なことではない。

私の夢は夢じゃなく【現実】なんだって自分自身に突きつけて。ケツをひっぱたいて、鼻の先にニンジンをぶら下げて、おだてて空を飛ばせて。

だって戦わなきゃ勝てないもんね。


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お守りを買ってきました。

【一生のお願い】を戒めのように、いつも身に付けていたいと思います。

「相変わらず弱っちょろいダメ人間め!  見張っててやるからせいぜい励めよ!」

神様の言葉に耳を傾けながら。

 

そういえば、最近思い出したんです。

小学校の卒業文集に、何を血迷ったか、「江戸川乱歩賞とって小説家デビュー」って書いたこと。クソガキめ。軽く言いやがって。

でも、でもでも。

この伏線、回収できたらめちゃくちゃ面白くないですか?

というわけで。
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机の上のコルクボードに目下の目標を掲げてみました。い、言っちゃった……言っちゃったぁぁ。

が、 がんばひます。あ、噛んだ。

 

(追記)写真たくさんあると、なんか私ブログ書いてるぅ! って感じしますね!  書いてることは相変わらず声のでかい独り言……って感じなんですけど。【読まれる文章】づくり、今後も精進致します。