29歳の所信表明
おはようございます。あやなです。
デデーン!
お誕生日様です!
本日、7月26日をもちまして、わたくし、29歳になりました。皆様の支えあっての29年。出会った方々の一人が欠けても今の私はいないと本気で思います。出会ってきた人が一番の財産です。
皆様、いつも本当にありがとうございます。
さて、29歳ですか! とても複雑な年齢です。いろんな感情が絡み合っています。
早いなぁ、という気持ちと。
えぇ、まだ20代なんだ? という気持ちと。
「20代は怒りの年代である」
確か田口ランディさんのお言葉だったと思います。大学生の頃、新聞に書いてあったその言葉を読んで、私はちょっぴりげんなりしました。
10年も怒り続けるなんて嫌だ……と。
怒りの年代、怒りの10年。エネルギーに溢れた20代はいろんなことに怒っていいのかもしれません。
学校のこと、仕事のこと、恋愛のこと、家族のこと。社会のこと、日本のこと、世界のこと。世の中に溢れる理不尽さにNOを突きつけて、もがきながら生きてきた20代でした。
何事も諦めたくなかったし、悔しさに対して鈍感でいたくなかった。
だから私は、今もこうして文章を書いているのでしょう。諦めないため、自分の中の正義を追求するために。田口ランディさんのおっしゃる通りなのかもしれません。怒りを原動力にした戦いを常に続けているようなものです。
最近になって、20代の日も暮れかけている今になって、こう考えるようになりました。
正しい人よりも優しい人になりたいなぁ、と。
「ありがとう」
「大丈夫?」
「すごいね」
「おめでとう」
一言言うだけでも、もっといい言い方があったんじゃないかとか。心の底に意地の悪い打算があったんじゃないかとか。
あのとき、あぁ言えばよかった。どうしてあんな風に言ってしまったんだろう。「優しい」にまで正しさを求めてしまう自分に嫌気が差します。
だから、人に優しくするのは苦手です。
感謝をするのが下手。
甘えるのも嫌いで、いつも変な感じに茶化してしまう。
正しい優しさなどあるわけがないと頭ではわかっているのですが、20代の怒りは外へ向かわず、絶えず内側に向かって燃え盛ります。(時に溢れだして外へ向かう場合もある! 主に会社の愚痴を言う私!)
それはそれで楽しいのですが、そんな自分を10年続けているうちに、だんだん疲れてきました。
なんか、飽きてきました。
怒るの、やだな。優しい人になりたいな。20代早く終わんないかな。
「この年になると誕生日なんか嬉しくないよ~」
なんて声も聞こえてくる年に差し掛かっていますが、私は早くも来年の誕生日が楽しみです。
10年かけてすっかり細くなった蝋燭の上で、ゆらゆらと頼りない炎が揺れています。きっとこれは最後の火種。
20代最後の火です。
今年、29歳の1年をかけて、「優しい人」になりたい。そのためにこの火を使いたい。
想像力のある人間になりたいです。
優しい言葉を遣える人間になりたいです。
人の幸せを願える人間になりたいです。
そうしたら、私、「優しい人」になれる気がします。
燃え盛る私の20代ラストイヤー。せっかく火がついてるなら、大きな花火にしなきゃ、勿体ないじゃないですか!
20代最後の私の火種よ。
1年かけて燃やし尽くし、駆け抜け尽くしたいと思います。
どうぞ見守っていてください。
よろしくお願い致します。